ミリオンダラー・ベイビー F・X・トゥール著/東理夫訳

最初はハヤカワ文庫の翻訳モノだったので読みにくさを警戒していたがそこそこ読めた。作者の経験からくるものだと思うが、まるっきり想像ではなく地に足のついた内容で集中力が途切れることは無かった、短編がいくつかだったのも関係しているかも知れない。同名映画との違いは劇中で進行するエピソードが違う作品の中から選ばれているということかな、モーガン・フリーマンが演じている役柄はそのまま違う短編から引っ張ってきている。内容は全てがボクシングを中心に描かれており男塾塾長の琴線にふれまくり