陰陽師 夜光杯ノ巻 夢枕獏著

文庫化され次第手に取っているシリーズ。小一時間でさらっと読める。今回はいつもの短編で通常モードのオモムキである。相変わらずの清明と博雅の仲の良さっぷりには…という感じ。しかしこの描写の空気感は次出たときも読みたい気にさせる。というかこのシリ…

しがみつかない生き方 香山リカ著

香山vs勝間の構図に発展してしまったネタ本とされているようだ。例によって勝間本は一冊も読んでいないしこの先読む気も無かったが、だいたいこの本に書かれている事によってわかった気がする。自己啓発+経済的優位になるが内容かな、想像。そもそも女性は…

本の購入衝動

下北沢で降り、近くの本屋に立ち寄った。すると入り口左に写真のポスターがデカデカと張り出されていた。ダン・ブラウン「ロスト・シンボル」2010年3月3日発売と。まさに待望という感じである。下北沢の本屋なので隙あらば店員の嗜好がそこらかしこに反映され…

データベース化する本棚

とあるweblogでブクログの存在を知り、ちまちまと蔵書を登録している。Last.fmといいこのサイトといいデータベース化してくれるなぁ。ありがたい。 ●jun2kの本棚(jun2k)|web本棚 ブクログ http://booklog.jp/users/jun2k レビューもセットでついているようだ…

陰陽師―瀧夜叉姫(上・下) 夢枕獏

一気に読んだ。この方の陰陽師(おんみょうじ)シリーズは文庫化され次第もらさず読んでいる。通常は短編の集まりなのだが今回は真の長編らしい。しかし最初読み進めるうちにはいつもの短編集といったオモムキだが、それぞれが中盤あたりから繋がってくるあた…

「私はうつ」と言いたがる人たち 香山リカ

新書でさらりと読める。何年か前にファミコン通信でこの方のコラムを読んで以来、気になる方だ。精神科医師が本業で最近はメディアの露出も多いがいつの間に書いているのだろう、探してみるとその著作は多い。 内容は、この間辞任した首相、モンゴル人横綱、…

iPhone 3G 完全ガイド マイコミムック

機種交換と同時に購入した\750。予備知識のない方向けで広く浅い内容、でも機能の見落とし避けには良いかもしれない。 そういえば通常の機種交換の場合、読む気をそぐほどの取扱説明書が付いていたものだがコレにはついて来なかった。iTunes が必須のはずだ…

眠狂四郎孤剣五十三次(上・下) 柴田錬三郎著

時代小説はたまに読みたくなる、これを選んだのは中学生のころ眠狂四郎無頼控を熱く読ませてもらった覚えがあるからである。ニヒルな主人公なのだがやっていることはとても情が深い。円月殺法がよく取りざたされるがあまり文中では表現されなかったりする。…

マンガ嫌韓流 山野車輪

随分極端な題名で少し気後れがしていたのだが内容もソレに比例している。今の現場にも韓国人チームがいてたまに喫煙場所で一緒になるにしても韓国語はヒアリング自体できないので壁を感じており、興味はしんしんにしても日本滞在暦の長いそのリーダと飲みの…

有限と微小のパン 森博嗣

「すべてがFになる」から始まるS&Mシリーズの最終長編。登場人物として学生を使うのは底が浅くてよろしくないのではと思った、その幼さが目障りなのである。同じような役割のキャラクターを描くにしてもぜんぜん深みが違ってきてしまうのでは?ワタクシはロ…

冷たい密室と博士たち 森博嗣

「すべてがFになる」を読み終えた勢いで購入し、程なく読了。密室のトリックを解き明かす過程で UNIX が使われるあたりこの作者前作と同様結構気に入っている様子である。ここ数作は S&M シリーズと呼ばれているらしく、助教授の犀川と学生西之園萌絵から来…

すべてがFになる 森博嗣

少し読んだ限りでは作者が工学博士なだけあって得意分野をかましてくるけれどワタクシはシステム屋の端くれなので今のところオーゲー。数年前にもこの作者にはまっているWeb日記を目にしており、代表作ともいえる本作がじりじりと本屋の棚を眺めていたら目に…

尻啖え孫市 司馬 遼太郎

「しりくらえまごいち」と読むようだが最初ワタクシは「しりわらえまごいち」と読んでいたりした。MS-IME のリストにも現れないので常用漢字外なのかな、未確認。雑賀孫市を中心に書いた長編で、少しマイナーっぽい戦国武将で国盗りには興味を示さず戦とおな…

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 山田真哉

メインタイトルの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」はサブタイトル「身近な疑問からはじめる会計学」にあるように会計を興味深くわかりやすく説明するための一エピソードである。一時期いろんな商売のからくりを暴露する本が良く売れていたのを記憶してい…

ミリオンダラー・ベイビー F・X・トゥール著/東理夫訳

最初はハヤカワ文庫の翻訳モノだったので読みにくさを警戒していたがそこそこ読めた。作者の経験からくるものだと思うが、まるっきり想像ではなく地に足のついた内容で集中力が途切れることは無かった、短編がいくつかだったのも関係しているかも知れない。…

黒塚 KUROZUKA 夢枕獏

陰陽師シリーズは欠かさず文庫化され次第コンプリートしているが作者お薦めのキマイラシリーズはさておき、これを読んでみたら意外といけるじゃないのってな感じ。内容はNHK大河で放映しているからなのか流行りの義経その後といったところか、、、チンギス・…